スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

ながさき5-1。

大浦天主堂行きました。日本でキリスト教が禁止されてから200年後、この教会を作った神父さんが祈りを捧げている時に、地元の女性が神父さんの耳元で信仰の告白をしたのだそうです。ヨーロッパでは当時、日本にはもうキリスト教の信者はいないと思われていたので、この出来事は「信徒発見」と呼ばれて大きなニュースになったんだとか。

 

何かを考えるだけで死刑、って恐ろしい時代もあったものですね。そういう時代に親から子、子から孫へと信仰を守り通してきたってすごいことです。資料館の方に彼らがひそかに拝んでいたメダルとかマリア観音とか展示されてありましたが、こんな小さなものに望みをつないでいたんだ、とびっくりしました。

 

私は無宗教なので何の信仰も持っていませんが、「信じる」という行為がひとによっては命より重いこともある、ということにはある程度敬意を感じます。いちおう書いておきますが、イスラム過激派なんかがやっている蛮行には彼らの信ずる神様がさぞやお怒りのことだろうと思いますけどね。

 

長崎の教会群は最近世界遺産になったので、今回の旅行プランを立てるに当たってどこを見に行くかいろいろ考えました。でも長崎県内は離島も含めてあまりにも広い範囲に教会があるので結局大浦天主堂と先日行って来た浦上天主堂のふたつに絞りました。長崎は信仰のまちなんですね。私はただの旅行者だけど、ちょっとだけその横顔を見たような気がします。