スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

(3月終わり頃の作品です。古い話ですみません。)
リメンバー・ミー観てきました。ピクサーなかなかやるな、と感動しました。舞台はメキシコ、時は「死者の日」です。死者の日というのは日本での「お盆」に相当する習慣です。要するに「あの世」からご先祖様が現世に戻ってくる日なわけですね。
日本ではしっとりとご先祖様をお迎えしますが、メキシコの死者の日はど派手です。現世に生きている子孫が原色の祭壇に死者の写真を飾り、明るくにぎやかにご先祖様をお迎えします。でも子孫が絶えてしまったり、何らかの事情で誰からも思い出してもらえなくなった死者はあの世からも消えてしまいます。「リメンバー・ミー」直訳すると私を忘れないで、ってそういうことか、と納得しながら今作を観ました。
うちには子供がいないので、私とパートナーを迎えてくれる子孫はいません。いつか確実に忘れ去られてしまいます。メキシコ流に言うと「2度目の死」は避けられないことになります。私は宗教を信じないので仏教で言うところの「輪廻転生」も信じていないのですが、もしも生まれ変わりがあるのならば今と全然違う姿になってもまたパートナーと出逢いたいな、と思っています。都合がいいかもしれませんけれど、それが叶ったら「運命」ってやつを今度こそ信じます。