スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

ぱぱ。

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少々込み入った身内の話です。パートナーの姉はとても若くに結婚し、離婚を経験しています。2人の娘が幼いうちの事だったため、両親の元に娘達を預けて1人でひたすら働く事になりました。朝早く、夜遅く、休みの少ない仕事なのに働けど働けど楽にはならず、よく言うところのワーキングプア状態です。結局2人の娘達は親元で育ち、先頃上の子が結婚して巣立って行きました。
本来ならば“おじいちゃん、おばあちゃん”であるはずの存在が“おとうさん、おかあさん”、母親が“ママ”というちょっと変わった認識を持って姪達は育って来ました。
ところが最近、この関係に波が立つような出来事が起こりました。突然“パパ”が現れたのです。きっかけは上の子の新居に届いた1通の封書。生活保護受給希望者の親族に宛てた扶養義務の確認書類でした。義姉のかつての夫が病気で働けなくなった為、生活保護を申請した為に起こった事ですが、義姉は何を考えたのか2人の娘に“パパ”に会ってみないか、と言い出したようなのです。
好奇心の強い上の姪は承諾したようですが、下の姪は怒り心頭です。私を育ててくれたのは誰だと思っているのか、今更パパなんて要らないし、もっとムカつくのはおかあさんには言わないでねって余計な念まで押したんだよ、私にはママが理解出来ない、と義母に洗いざらいぶちまけたそうです。義母は彼女の気持ちを汲んだ上で、義姉の行動をとても腹立たしく思ったそうです。
私は18歳の時に実母に会った事があります。3歳の時に別れた母はすでに新しい家庭を持っており、あちらの希望で会いに行ったにもかかわらず、何度目かにお金を握らされてもう来ないで欲しいと言われました。後悔しか残らなかったのを覚えています。
血のつながりの濃さだけではひとの親にはなれません。忙しい義姉に伝えられないのが残念です。