スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

じゃんく。

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私達夫婦の愛読書である細川貂々さんの“ツレがうつになりまして。”が映画になりました。少々ネタバレになりますが、この本でうつになるのはご主人の方です。うちとは逆のパターンですね。昨日パートナーがシネコンに引きずって行ってくれました。私はツレさんのような完璧主義者ではないけれど、症状や行動はとても良く似ています。ひと事とは思えなくて涙が出ました。ただ、薬の種類や量が全然違うのには驚きました。ツレさんは2種類、私は現在10種類です。しかも2年で寛解しています。本の方にはそこまで詳しく書いていなかったので、えっ、うつの“普通”ってどんなもんなの?!と思ってしまいました。ひと様の事をうらやんでも結局は我は我、なのですが。
最近谷山浩子の“時の少女”というCDを手に入れました。パートナーと出会う前に聴いていたものです。私はいわゆる苦学生だったので、生活に困って売ってしまったもののひとつですが、4番目の“ジャンク”という歌の2番が当時の私の心境をとても良く表しています。ちなみにジャンクというのは中国の手漕ぎ船の事だそうです。
ジャンク ジャンク 静かな舟 ジャンク ジャンク 漂う舟
見たことはまだないけど いつもまぶたに浮かぶよ
ジャンク ジャンク 静かな舟 ジャンク ジャンク 雨の街に
いつも淋しい幻 追いかけて歩いている
いとしい舟は消えたよ この海に私ひとり
どこにも帰れる場所がない 街の中いつまでも波の音
ジャンク 夢の中 すべるよ
谷山浩子ジブリの“ゲド戦記”で“テルーの唄”の作曲を担当したひとです。興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
この頃またスクランプの事が書けません。心に余裕が無いというか、無邪気な笑顔を見ている事が出来ません。読者の皆様、お許し願います。