スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

め。

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うちのパートナーの家系は遺伝性の病気を持っています。家族性硝子体網膜症という目の病気です。先日職場の眼科検診で先天性の白内障と若干の緑内障の傾向を指摘されました。強度の近視と乱視で眼鏡を外すと1メートル先にいる私の顔が見えません。
にもかかわらず、彼の仕事はPCと不可分です。朝早くから夜遅くまでディスプレイと向き合っている彼の姿を見ていると不安になります。実際、姪のひとりは発症して網膜剥離を起こし失明寸前まで行きました。
私は彼と結婚する時ひとつだけ条件を付けました。私より1日でも長生きして私を送ってくれますか、と。彼は笑って快諾してくれましたが、時々不安になる事があります。ひとり残ったこのひとの目がいつか本当に見えなくなったらどうやって生きていくのだろう?私もそう簡単に死にはしませんけれど、ひどく心残りになる気がします。
実の親とは縁の薄かった私にとって、彼は“家族”を教えてくれたひとです。夫と親と兄の3役をひとりで引き受けて、うつの私を支えてくれたひとです。いつか私が居なくなっても彼の心の支えになってくれるものが欲しくて不妊治療に徹して来ましたが、その子もまた病気を継ぐのだと考えると胸が痛みます。