スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

きょうかんかく。

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共感覚(Synesthesia)”という言葉をご存知の方はまだまだ少ないと思います。生まれ持った体質みたいなもので、病気ではありません。私は脳のどこかで聴覚と触覚がリンクしています。より具体的に言うと、自分にとって心地良いと感じる音楽を聴くと例えば見えない誰かの手が頬に触れているように感じたり、閉め切った部屋の中で風の流れを感じたりします。反応は音楽によって様々ですが、私の場合音が正確であればあるほど反応が強いようです。
最近英語のスペルを見ていて小文字のエルにだけ色が付いて見える事にも気付きました。これは視覚と色覚のリンクです。普通共感覚というとこのタイプの方がメジャーなようです。
ひとと違って何か困る訳ではありません。むしろお得な事もあります。正確な音に対して反応が強いと言う事はある意味絶対音感に近いものがあります。普段は脳のスイッチを切って生活していますが、お気に入りの音楽を聴く時にオンに切り替えるとひとの何倍も音楽を楽しむ事が出来ますし、時には僅かな楽器の調律ミスも解ります。
共感覚は遺伝性があるらしいのですが、私の先祖の誰がこの感覚を持っていたのかは解りません。ともあれ、あって困るというものではありません。最近獲得したらしい視覚の方はいくらか厄介ですが。