スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

のこされたもの。

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私のきょうだいがちょっと困ったことになっています。正確に言うと1番上の姪の話です。
忘れもしない東日本大震災のあの日、きょうだいの元パートナーさんが大津波に飲まれて亡くなりました。そのひとの遺した財産のうち、かなりの部分が娘である姪に分与されることになったのですが、それに対して他の権利者達が“認知無効の申し立て”を裁判所に提出したのです。実は亡くなった方と姪の間に血のつながりはありません。きょうだいと入籍する時実子として認知する形を取りました。訳あって離婚に到りましたが、きょうだいには“娘には血のつながりが無い事を伝えないでおいて欲しい”と強く望んでいたそうです。成長の折々に祝いの品や現金を送ってくれるそのひとを姪は“パパ”と呼んで育ちました。
今回申し立てを行ったのは2人が結婚するにあたって媒酌人を務めた(しかも認知書類の提出に立ち会った)元パートナーさんの叔母夫妻、それと姉夫妻の4人です。姪はひどく困惑して“お金の事は解らないけど、私のパパが居ない事になるってどういう事なの?”と私に助言を求めて来ました。
そんなにしてまで亡くなったひとのお金が欲しいものでしょうか。姪の認知が取り消されるような事が万にひとつもあれば、利害関係人である彼らの遺産の取り分はかなり増える事になるでしょう。未成年の姪を名指しで民事調停の場に引き出そうとする彼らをこそひとでなしと呼ぶべきだと思います。
残念ながら私は法律の専門家では無いので、通り一遍のアドバイスしか出来ませんでしたが、大人の横暴さにただただ怒りを感じました。