スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

さーくる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

私が学生の頃専攻していた学科はある特定のサークルにほぼ全員が入っているという奇妙なところでした。私自身は生活の為に複数のアルバイトを掛け持ちしていたので、サークル活動などしている余裕も無く、特に興味も無かった事もあって参加していませんでした。
3年次の夏、合宿実習があったのですが、そこで初めてみんなと同じ事をして来なかった事の恐ろしさを知りました。
まず、話に加われない。サークル仲間にはそれなりの会話の下地があるのですが、そこに入っていけない。それから、実験データを渡してもらえない。同じ行動班の中にはっきりとした固まりがあって、役割がすでに決まっているのです。逆にデータを寄こせと強要されました。結果は自分達が出して班全体の解析結果として発表するから、と。要するに“部外者扱い”です。たかがサークル、と日頃思っていただけにかなりショックでした。
私は気が強い方なので、よせばいいのに反発しました。そうしたら食事の時間にも声をかけられない、というすごい事になりました。
たった数十人の集団の中であっても“個”を貫く事は案外難しいものです。