あいさつ。

食材の買い出しに行こうと外に出るとちょうど小学生の下校時間に当たる事があります。次々とすれ違う子供達の全てではないのですが、見知らぬ私に“こんにちは！”と元気よく挨拶して行く子供の多い事…。ここに引っ越して結構経ちますが、最初のうちは正直なところ面食らいました。隣に住んでいるひとの顔も知らない今時、見知らぬひとから次々と挨拶されるというのはカルチャーショックでした。
うちはすごい田舎です。田舎ゆえの素朴さというか、良さが残っている土地柄だと思います。
ここに来るまでは一応街なかにいたので、挨拶どころか治安が非常に悪く、それこそ“ひとを見たら泥棒と思え”が当たり前でした。実際空き巣被害にあった事があります。
忙しくてなかなか自宅に帰れなかった時期があって、何日かぶりに戻ったら、大家さんから留守中に実況検分の為刑事さんと犯人男性を部屋に入れたと説明されてびっくりしました。しかし空き巣にやられた割には部屋の中が荒れた様子が無いので、再度大家さんに事情を聞きに行ったら“この部屋は金目のものが何も無かったからそのまま出た”と犯人が話している、と刑事さんが言っていたと聞かされました。その通りなんですけど…なんか頭に来ました。
最近、こんな田舎にも泥棒が出るようになったそうで、ドアにはちゃんと鍵をかけましょう、と書かれたのぼりがぽつぽつ立っているのを見かけます。いつまでも平和なところであって欲しいものですが…。ここもそれなりに物騒になるのでしょうか。残念な事です。