あじ。

子供の頃私は筋金入りの野菜嫌いでした。社会科見学でヤクルトの工場に行ってミルミルを1人1本もらった時、“これにんじんが入っているから飲めない”と突っ返したほどのツワモノです。今飲んだらどこににんじんの味がするのかさっぱり解りません。大概の野菜嫌いは克服出来ましたがししとうだけは爆弾に当たる確率が高いので苦手です。
子供が辛いものや苦いものを食べないのは本能的にそれが毒だと知っているからだ、とTVで聞いたことがあります。私の場合は年食ってセンサーが鈍ってきたからだと思いますが、よく考えると人工的に真っ赤な色を付けたすももやひたすら甘いだけのガムなどの駄菓子は大好きだったと思います。野菜と較べてどっちが体に毒かは考えなくても解ります。
味覚が変わるってどういう事なんでしょう。時々悩みます。