スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

殿、利息でござる!観てきました。仙台藩に厳しい税の取り立てや伝馬役という荷運びの使役を課されて、夜逃げが相次いでいた吉岡宿という小さな宿場町に本当に起こったある事件について描いた物語です。その事件とはお金に困っている仙台藩にお金を貸して利息を取り、伝馬役の負担を軽くして町の人々を救おう、と有志達が立ち上がるというもの。とは言え現在の貨幣価値にして約3億円という大金をすぐには用意出来るわけもなく、有志達は徹底した倹約に努めるばかりか家財田畑を売り払ってお金を作ろうとします。
主演の阿部サダヲさんを始めなかなかの名優揃いで見応えある映画でした。阿部さんは“目で語る演技”を心がけたと言うだけあってとても表情豊かでした。
現代でもボランティアで3億円集めるなんて並大抵のことではありません。昔の人々の無私の心に感動させられました。中には趣味の春画コレクションを手放してお金に替えたひともいて、もの惜しそうな姿が笑いを誘いました。そして何と言っても今作の推しは仙台藩主役としてフィギュアスケーター羽生結弦さんが友情出演しているところ。なかなかのイケメンぶりでしたよ。