スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

かえりみち。

仙台からの帰り道仙台若林ジャンクションから常磐道に入って、ここまで来れば大丈夫、となったのでナビを落として土曜日のサラ・ブライトマンのコンサートで買ったCDを聴いてみることにしたのですが、リーフレットを広げて解説を読んでいたら急にあたりが暗くなって文字が見えにくくなりました。もう、しょうがないなあ、と思ってパートナーにねえ、暗いよ、と声をかけたらはたと気が付きました。ん?何?と振り向いたパートナーと目があって思わず吹き出してしまいました。暗くて文字が見えにくいのは当たり前です。だってトンネルの中でしたから。パートナーが暗くしたんじゃありません。むせるほど大笑いしました。何があったのかわからないでいるパートナーに事情を説明したら、おまえさんはほんとにのーが足りないね、とあきれられました。はい、ごもっともです。
福島県に入り、浪江町付近を走っていたらパートナーが見てごらん、多分あれがフクイチだよ、と窓の外を指すので見てみると遠く海の方に何本か煙突が立っているのが見えました。フクイチというのは東京電力福島第1原子力発電所のことです。ああ、あれがそうなのか、と思って見ていたらパートナーが突然おおっ、と声をあげたので反射的に前に目が行きました。黒いもこもこした生き物が常磐道を横切って茂みの中に消えました。タヌキです。いや、さっき動物注意って書いてある標識があったけど本当にいるんだね、と彼がしきりに感心するので、それよりぶつからなくてよかったじゃない、と言いました。パートナーも結構天然です。とにかく無事に帰り着きました。