スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

パッセンジャー観てきました。地球から120年かかる距離にある星への移民船の中で、人工冬眠から90年も早く目覚めてしまった2人の男女の話です。男性がエコノミークラス、女性がファーストクラスの乗客ってシチュエーションどこかで見ましたよね。ジャックとローズみたいって言ったらわかるひともいるでしょうか。しかし、この話実はそんなにロマンティックなストーリーじゃありません。乗員も乗客も全員冬眠中の船内でひとり目を覚ましてしまったジムが、孤独に耐えかねてオーロラを起こしてしまうんです。ふたりきりの船内で彼らは恋に落ちますが、あることがきっかけでオーロラは真実を知ります。私だったら絶対にジムを許しません。だって起こす方法は知ってても再冬眠させることは出来ないっていうんですよ。自分の人生は船の中で終わることが100%確定なんです。可愛さ余って憎さ100倍ですね。オーロラはジムにあなたのしたことは殺人に等しい、と言いますが、ほんとにそうだと思います。ふたりは一気に冷めて距離を置くようになります。まあ当然ですね。ジムは殺されなかっただけマシかもしれません。ところが3人目の目覚めでふたりの関係にはまた動きがあります。3人目は船のクルーで、宇宙船に深刻なトラブルが起きていて、ふたりが何とかしなければ乗員乗客5258人の命が失われることを告げて亡くなります。この作品にはこの3人とアンドロイドのバーテンダー、合わせて4人しか出て来ません。確かな演技力に裏打ちされたなかなか面白い映画だと思いました。