りばーす。

湊かなえさん原作のTBSドラマ「リバース」が先週最終回を放送して完結しました。私は原作の小説の方から入ったので、小説には出て来ない人物や設定が出て来るたびこのドラマ本当に終わるんだろうか、と思っていたのですが、最後はどうにか帳尻合わせしたかな、という感じです。この最終回は原作者のお墨付きだそうで、まあひとつのアナザーストーリーですかね。パートナーいわく「日本でいちばんサイコな笑顔」の藤原竜也さんが演じる深瀬和久が、1mmの救いもない結論に至って終わった原作と違って、未来を感じられるラストシーンを迎えることが出来たこのドラマは良かったと思います。reverseという言葉は逆向きにする、裏返すなどの意味があるようですが、ひとの一生は一方通行で、たらとかればはありません。私にもどんなに悔いても戻れない時間があります。だから今を一所懸命に紡いで生きなければと思います。小説、ドラマ共に自分を省みるいい機会をくれた作品でした。