スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

北の桜守見てきました。タイトルを初めて見た時樹木医さんの話かなと思ったのですけれど、戦争の時代を必死に乗り越えてきたある親子の話でした。映画の冒頭に個人名・団体名は架空のものですがこの話は本当にあった出来事です、とあったので感動もひとしおでした。
吉永小百合さん、彼女は齢を重ねていっそう綺麗になりますね。中学生くらいの子供がいる頃から総白髪になるくらいまでの幅広い年齢を今作では演じていたのですが、全然違和感を感じなかったです。劇場は「サユリスト」でいっぱいでした。まさに日本を代表する女優さんだと思います。
個人的にちょっと引っかかったのは吉永さん演じるてつの夫役として阿部寛さんが起用されていたこと、でしょうか。あのひとはキャラクターが濃すぎてちょい役で出るには向いてない気がします。何しろ顔がローマ人(テルマエ・ロマエ)ですから。彼の息子が堺雅人さんというのもちょっと無理があったような…。作品自体は「泣ける」作りでけっして悪くはなかったんですけども。画竜点睛を欠くと言いますが、キャスティングに少々難あり、かなあ、と私は思います。