スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

めい。

先日、3ヶ月間行方不明だった姪が帰ってきました。現実に妹が居るにもかかわらず、同行していた年下の女の子を”妹”と呼んでいたという姪。電話越しに元気な声を聴いた時は涙が出るほど嬉しかったけれど、なにやら複雑な心境です。
実は私、家庭の事情で13歳まで祖母に育てられました。だからまともな”家庭”を知りません。現在の私の”家庭”は私がこの手で掴み取ったものです。それを放り出して逃げ出すなんて、私には到底考えられない事です。
姪の心の中に何があったのか、私には解りません。温かく迎えてくれる両親が居て、妹が居て、一体何が不満だったのでしょうか。空気のよう、というか、無くしてしまわなければ気付かない幸福を、彼女は当たり前のように享受していたのに。
私はあまり夢を見ない方ですが、時折、家族もスクランプも全部無くしてしまった夢を見ることがあります。そんなことは絶対に起こり得ないと解っていますが、現実に姪はそれをやってしまいました。今はただ、何故?何故??という言葉が私の心の中を巡るばかりです。
若さゆえ、でしょうか。携帯のブログの写真で見る彼女は金髪だった髪を黒く戻し、心なしか少しやつれて見えます。私が彼女の為にしてあげられる事は何もありませんけれど。
彼女が自分だけの”幸福”に気付く日を、心から祈っています。