スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

じしん。

このエントリーをはてなブックマークに追加

今、ロウソクの明かりの下でこれを書いています。水だけは何とか確保しましたが、電気も水道も、トイレもバスルームも使う事が出来ません。復旧はいつになるか解りません。ただ、家族全員命があっただけでも良かったと思っています。
避難所で小さな子供達や職員の方々が、私のバッグを可愛いとほめて下さいました。今も僅かながら余震が続いています。不安でいっぱいですが、復旧の目処も立たない為避難所を出てきました。
うちは新聞もラジオもないので情報源がひとつもありません。今回の反省点のひとつです。
今パートナーが水槽を作ってくれています。段ボールの箱にゴミ袋を貼り付けて。簡易トイレも作ってくれました。私のスクランプのライトをトイレの電球代わりに使おうというので大反対しています。
裏の建設会社は自家発電があるようで、うらやましいね、と話しています。今家族が、私が以前UFOキャッチャーか何かで拾った発電機付きラジオを一所懸命動かしています。根気の要る作業ですが、頑張ってくれています。
実は地震当日、偶然にもパートナーが14:00頃帰ってきてくれました。その後に揺さぶられるような激しい横揺れがあって、彼に必死にしがみついて泣きました。救急車のサイレンの音がします。被災された方で無いといいけれど。阪神大震災も2度の宮城沖地震も生き延びました。私には本当に“クジ運の神様”が付いているのかもしれません。
電力会社の人たちもおそらく不眠不休で頑張って居られるのでしょうね。最新の情報では隣の市まで電気が来ているようです。走っている車はどこでガソリンを入れているのでしょう。伝聞ではこの辺りで1番大きなショッピングセンターの立体駐車場が落ちたそうです。自治体の機関もコンクリートの柱が折れて崩れていました。道沿いのブロック塀は軒並み倒れています。パートナーが年寄りだからのどが渇く、とか言って“でんきでんきー”などと怪しげな歌を歌っています。普段は少々愛想のない彼ですが、今はおかげで救われています。
今パートナーがロウソクの影を数えて妙に感心しています。これがスクランプ、これがロウソクの箱、あれは懐中電灯、など。あ、疲れて横になってしまいました。今日は給水、食糧の確保、避難所への往復など、休む暇も無かったのですから無理もありません。また余震がありました。少し大きめの揺れです。気が抜けません。
ひとつ心配なのは、南側のプレートがずれはしないか、という事。夜中に来たら命がありません。家族達を静かに寝かしつけねばなりません。“スクランプ連盟”としては相当に外れた記事ですが、読者の皆様、ご容赦いただけましたら幸いです。