スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

じこ。

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連休中に大変な事が起きました。偶然手を付いたゲームの機械の耐震対策が全くされておらず、後ろから前につんのめる形になって倒れてしまったのです。幸いな事に怪我人は出ませんでしたが、荷物を積んだベビーカーがそばにありました。倒れた機械は相当に重く、私ひとりでは支えきれませんでした。ベビーカーは車軸が歪み、動かない訳ではないけれど、がたつきが目立つ状態になりました。もしも子供が乗っていたら…と考えると寒気がしました。すぐ近くに持ち主の方がいらして、パートナーと弁償の交渉になりました。あまりの事にただただ謝る事しか出来ない私に、パートナーはあなたは少し離れていなさい、と言ってくれました。彼はひとりで矢面に立ってくれたのです。免許証のコピーとうちの電話番号を渡すように言われ、要求をのみました。持ち主の方はすごい剣幕で、店側にもこんな危険な機械を放置して置いたそちらにも責任があるんじゃないですか、責任者呼びなさい、と言っておられました。店側ははあ、はあ、申し訳無いです、善処します、と繰り返すばかり。こちらはパートナーの職場までお教えする事になったのに。らちがあかぬと思われたのか再びベビーカーの持ち主の方の怒りはパートナーに向かい、こういう事では弁償だけでは済まない、誠意を見せてもらいますから、とおっしゃいました。…誠意?誠意ってお金でしょうか。いくらお支払いすれば誠意に相当するのでしょうか。確かに、機械の下敷きになったのが物ではなくうちのパートナーだったら、と考えると私も逆上したかもしれません。怪我していれば診断書を取って医療費お願いします、くらいの事は言うでしょう。でも目に見えない、量れないものにどうやって額面を付けたらいいのでしょうか…。職場を知られた以上、話が大きくなったらパートナーは今の職場を追われる可能性だってあります。彼が血を吐く思いで積み上げてきた研究やキャリアの全てが奪われてしまうかもしれないのです。それでも何よりあなたにごはんを食べさせてあげられなくなってしまうのが恐い、とパートナーがぼそりと言いました。きっかけはあんなに小さな小さな事だったのに…。
パートナーを苦しめる結果になってしまい残念です。被害を受けた方には心底お詫び申し上げます。今お相手からの連絡を待っている所です。

(この記事は11月3日に書かれたものです。先方からのご連絡はまだありません。私も相当に混乱していたので掲載するのをためらっていましたが、ゲーセンという狭い空間にもこんな恐い事が起こり得る、という事をお知らせしたく思い掲載を決めました。繰り返しになりますが、被害を受けた方には大変申し訳無い事を致しました。)