スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

ふくしま。

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週末は遠出をして、福島県に行って来ました。私もパートナーも会津が好きなので、こうして時々遊びに行きます。正確に言えば会津若松市の歴史や人情、そしてもちろん食べ物が好き!です。行きつけのお店もいくつかあって、“またおいでくなんしょ”なんて言われると絶対また来るぞ!と思ってしまいます。以前ホテルに車を止めて路線バスで“会津武家屋敷”に出かけた時、“武家屋敷さ行ぐひといるかい、すぐだがら回ってやるよ”と運転手さんに言っていただいた事があります。本当はそのバスはちょっと手前で曲がってしまうのですが、わざわざルート変更して送って下さいました。偶然乗り合わせていたひと全員が武家屋敷行き希望だったせいもありますが、路線バスが路線を外れるなんて普通あり得ませんよね。こういう街なのです。
でも今回は本当にどこに行っても同じ話題が出ました。風評被害。ああ無視無視。福島原発は山の向こうのそのまた向こうです。福島産のおいしいものをたーくさん食べて来ましたよ。郷土料理の“こづゆ”なんて、お店に無理言っておかわり出していただきました。
福島、とひとことで言ってもでっかいです。しかも横に長い。海沿い(浜通り)の方々は甚大な被害を受けられましたが、山深い会津地方は他県の方が思うほど汚染がどうだのセシウムが何だのと思っていません。地元の産物を使った料理を食べ、普通に外出し、普通に生活しています。“福島”だから全部ダメ、では無いのです。そこの所をどうか読者の皆様にも理解していただきたいです。
私も地震で被災していますが、地形が幸いして津波の被害は免れました。今も時々“あの時は…”なんてパートナーとの話題に上りますが、ここのひと達にとっては8ヶ月経った今でも切実な問題なのです。
皆様、危ないものは市場に出回っていません。福島をもっと味わって下さい。出来る事ならこの地に来て、“いま”を楽しんでいただけたら嬉しいです。