スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

こんしゅうのおだい。


海外ドラマ『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』観たい!
『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』第1話の感想を教えてください

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初めて“今週のお題”に答えてみようと思います。選択テーマは“ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間”の感想です。非常に面白いドラマでしたよ。3回も見てしまいました。
プロファイラーって恐ろしいものですね。主人公のライトマン博士は微細な人間の表情の変化からあらゆる情報を引き出すプロフェッショナルです。私は考えがすぐ顔に出てしまう方なので、このひとと24時間一緒にいたら疲れるだろうなあ、と思いました。眉の動き、目尻のしわ、視線の方向。どんな動きからも心を読まれてしまいます。このひとの前ではひとかけらの嘘もつけません。中盤で離婚した経験がある事をにおわせていますが、さもありなん、という感じです。
でも嘘って全部が全部悪い事ではありませんよね。例えば死を待つばかりのひとに、大丈夫だよ、たいした事は無い、と言ってあげる事は優しい嘘だと思うのです。真実をありのままに伝える事だけが正しい事では無いと思います。もっとも、このドラマでは無実の少年ジェームズ・コールを殺人の罪から救う事が目的ですから、関係者から正しい情報を得る事は必要な事だとは思いますが。
イトマン博士本人も“嘘”を巧みに使います。相手の反応を見る為にいわば“カマをかける”訳です。事件の関係者は次々と博士の手中に落ちて行きます。そして最後に真犯人がひとり残ります。後半20分はテンポ良く進んで行き展開も意外でした。制作側の巧さが感じられました。主演ティム・ロスの演技も良かったです。
日本でもプロファイリングの専門家がもっと居てもいいのにな、と感じました。犯罪心理学が事件の現場で活躍する事が増えてもいいと思います。
冒頭、ライトマン博士が“人間は10分間に最低3回嘘をつく”と言うシーンが心に残りました。全くの性悪説ですが、嘘の本質を見事にとらえていると思います。