スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

いちば。

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日は午後から魚市場に行って来ました。結構な盛況で、津波の跡など嘘のようでした。ここは間違い無く波を被っているはずの所です。時の流れの速さを痛切に感じました。パートナーと2人で散歩しながら、店頭で殻をむいてくれる新鮮な岩ガキや熱々の焼きウニを買い食いしてきました。とてもおいしかったです。
朝テレビを見ていたら東京電力の社長さんが出ていました。DVDを見るつもりだったので何の話題か確かめる事無く消してしまいましたが、パートナーがちょっと待って、とストップをかけました。今のひと誰だか知ってる?と聞くので東電の社長さんでしょ、と何気なく答えたら、日本を守ってくれたのはこのひとなんだよ、と思いがけない事を言われました。パートナーは職務命令で震災直後の福島県に入っています。そこで様々な情報を得て来たそうです。
東京電力の社長さんは福島第2原発の事故現場で陣頭指揮に入っていたそうです。その時点で何より優先されるべきは原子炉を冷却する為少しずつ水を注入する事でした。ところが当時の内閣(菅総理)と本社から注入を停止して撤退するように、と連絡が来たそうなのです。現場と東京では現状認識にかなりの差があったようです。社長さんは命令に背いて注入を続けました。もしも彼がそうしなかったら臨界爆発が次々と起こり東日本一円は吹き飛んでいたか、良くてもひとの住めない土地になっていたそうです。当然私もパートナーも生きてはいなかったでしょう。誰かの努力があったからこそ今自分がここにいられる事に感謝せずにはいられませんでした。
魚市場では冗談交じりに福島県産じゃないよね?などと言うひともいましたが、どの魚にも必ず産地は書かれていましたし、いちいち疑ってかかるなら来るなよ、と思いました。
この所日本のあちこちで大きな地震が起こっているようですが、今回の地震は得体の知れない何かをずらしてしまったのではないかと感じます。日本人の価値観も含めて。