かんしゃ。

先週木曜日の記事に一部間違いがありました。匿名の読者様からのご指摘で気付く事が出来ました。検証もせずにうろ覚えの無責任な記事を公表した事に対し心からお詫び申し上げます。
同時にご指摘をいただいた事は私にとっては大変嬉しい事でもありました。ページビュー上の数字としてで無く、このブログを読んで下さる方の存在を初めて身近に感じる事が出来ました。感謝の念に耐えません。
金曜日の夕方には思いがけない方からお手紙をいただきました。パートナー宛ての私信でしたが送り先のお名前に心当たりがあったのであえて開封しました。思った通り11月9日の記事“じこ。”でベビーカーを傷付けてしまった方でした。新しいものを買ったのでよろしくお願いします、とだけ書かれた手紙と領収書が同封されていました。急いで仕事中のパートナーに連絡を取り内容を伝えた所、すぐにメールで詳細を送るように、と言われ、後程先方の希望通りの金額を書留で送った事、不当に高い金額では無いので安心していい、という事などを言われました。疑心暗鬼にとらわれ続けてきた自分の不明を恥じました。
“許す”という事は簡単な事ではありません。ひと月近くご連絡が無かったのは相当な葛藤があっての事と思います。事故とは言えあちら様は一方的な被害者だったのですから、とても高価なベビーカーを買う事だって出来たと思います。その様な事をなさらなかったのはひとえにあちら様の善意によるものと受け止めました。深く深く感謝しています。
ひとはただそこにいて生きているだけで多くの方々に支えられているものだと思います。時に許し、時に許されながら。謙虚な気持ちを忘れる事無く、前を向いて歩いていきたいと思います。