ふほう。

うちは私とパートナーと金魚の“とと”の2人プラス1匹暮らしです。今朝、ととがお空に行きました。ここ2日ばかり寝たきりの危篤状態でしたが、最後は静かに眠りました。うちに来た時何歳だったか解らないので享年何歳、とは言えないのですが、来てから4、5年は経っているので、老衰だったのかもしれません。元気だった頃の写真を再掲載します。ピンポンパールはひとの手による改良種なので体質的には弱い子が多いらしいですが、この子は本当によく頑張ってくれました。
金魚は犬や猫のように触れて感じたりする事の出来ない生き物ですが、少々の芸なら覚えます。例えば、エサを与える前に水槽のガラスをこんこん、とたたく習慣を付けます。慣れて来るとたたくような素振りを見せるだけで寄って来るようになります。粉末状のコーヒークリームの瓶を洗って入れてやれば、そこに入って眠るようになります。ととはいたずら好きなので、水温計の吸盤を自力ではがして誰も手の届かない所に隠してしまうのが大好きでした。
近いうちに国産の子しか置かないお店に行って、ピンポンパールをまた連れて来ようと思います。何匹飼う事になっても名前は全員“とと”の予定です。ととから学んだ事を次のとと達に生かしてやりたい。出来る事なら生まれ変わってまたうちの子になって欲しい。昼の定時連絡でパートナーとそんな事を話しました。
生き物と暮らす事は生き物から学ぶ事です。ととは立派に役目を果たしてくれました。命の尊さ、命の重さ、小さな体で教えてくれた日々…。
楽しかったよ、とと。さようなら。ありがとう。