スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

いんぱら。

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ここしばらく悩みが尽きないので気晴らしの為ちょっと遠出して那須まで行って来ました。那須のアウトレットモールには私の大好きなブランド“Impala”を取り扱うお店が入っています。Tシャツ2着、春先物のアウター1着、それとだいぶ前から目を付けていた冬物のミリタリージャケットを1着、合計7000円。散財して来ました。近所のお店の店員さんから本格的な春物は5月の中旬には値が下がる、と教えてもらったのでそれも来月仕入れる予定です。
Impalaは本来メンズ向けのブランドです。誰がどう見てもかわいらしいデザインとは言えません。でも私のクローゼットにはImpalaしか入っていないのが現状です。学生時代はスカートなんかも持っていたのですが、ごくフォーマルな服を除けば今は1着もありません。なぜこうなったのかには一応理由があります。女性をやめたかったからです。時期的にはちょうどパートナーがお兄さんやお父さんにしか見えなくなった頃と重なります。
私はパートナーを支えるべき立場であるにもかかわらず、彼が精神的に1番苦しい時に仕事でなく私の方を向いてくれ、と要求した事があります。私はあなたの守りたい“家族”である以前に女性なんだ、と。パートナーに自分の気持ちが届かないと解ってしまった時から私は考える事をやめました。腰まであった髪をショートボブまで切り落とし、それまでの服をどんどん捨てて、自分の心も存在もとにかく全てを消去してしまおうと決めました。その頃に出会ったのがImpalaです。
パートナーは最初から今まで変わる事無く私を“家族”として愛してくれますが、残念ながら“妻”としてではありません。私はうつから解放されつつあるけれど、多分それは今の自分に諦めがついたからで、今更女物の服を着る気にはなれません。
こんな私にも女性として片思い出来るひとがいる事に気付くことが出来ました。そのひとには深く深く感謝しています。