スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

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ダークナイト・ライジング”を見て来ました。こんなに報われないヒーローも珍しいんじゃないでしょうか。
バットマンは努力のひとです。スパイダーマンやスーパーマンのように特殊能力がある訳でも何でもない普通のひと。両親を強盗に殺された事に苦しんで、社会悪と戦う為に一所懸命体を鍛えて強くなりました。極端な事を言えばただのマッチョなコスプレのおにいさんです。なのに好きなひとを殺され、他人の罪を被り、悪者呼ばわりされてひきこもりになって、全財産を失った上に親にも等しい執事に去られ…。のーみそに来そうですよね、かなり。
ジョン・ウェインは自分の人生を取り戻す為にバットマンと決別しなければなりませんでした。でもバットマンは彼にとって自分の影の部分だから、影を消す為には自分を始末しないといけないジレンマがあって、これが重かった。ゴッサム・シティは新しい法律のおかげで平和になって、バットマンは誰からも必要とされなくなっていたし、むしろ街の英雄を殺した殺人犯として追われる身になってしまっていたから尚の事。
それがテロリストであるベインの登場で変わりました。ゴッサム・シティを守る為に立ち上がる事は、自分と自分の影を消し去る千載一遇のチャンスだった訳です。暗闇の中で独りぼっち、震えていた8年間はもう終わり。ジョンは全てを投げ出してもう1度光の中に生きようと決めました。
彼が何を考えてどう行動したのかはぜひ劇場で。