スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

つなみ。

金曜日の夕方地震があった時友人の車の中にいました。走っている車の中では揺れは全く感じられず、帰宅して間もなく私の安否を確認する電話が立て続けに何本もかかって来てようやく何が起こっているのかを知りました。とにかくテレビを見るように、と言われてリモコンを手に取るとまた余震。テレビの画面には“津波”の文字…。冷静になれ、冷静になれ、と自分に言い聞かせました。東日本大震災の時は水もガスも電気もすぐに止まったけれど、今回はまだ全部動いているし、そもそも“津波”じゃなくて“大津波”だったでしょ、と。
パートナーの職場は海からごく近い建物の3階、うちはおおよそ3km。津波の予想は大きくないとは言え、外では防災無線が最大音量で鳴り響き、時折それをかき消すように低空飛行のヘリコプターのローター音が聞こえます。前回同様避難するべきだろうか?パートナーはどうしているのか?そう言えば連絡がない、と気付いて電話を入れても回線が混み合っております、のアナウンスが流れるばかり。不安はつのる一方です。
警報・注意報全解除の報道が入るまで2時間、結局身動きつかないままテレビに張り付いていました。何も出来なかったと言いますか…。間もなくパートナーが帰り、津波は来なかったようだと聞かされて、ようやくひと息つけました。
何事もなくて本当によかったです。でも、東日本大震災を経験した者にとって、心の傷はなかなか癒えるものではありません。