スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

“TED”見て来ました。R15指定の下ネタ満載映画です(笑)。吹き替え版は表現が相当ソフトになっていると聞いたので、原作の雰囲気を味わってみようじゃないのというわけで、あえて字幕版を選びました。耳を英語モードにしてスタンバイ。で、日本語字幕と見比べながら見たわけですが、やはり字幕とセリフが一致してないところ、結構いっぱいありました。と言うのも、英語のセリフはとにかく言葉が汚い!字幕だけを追いかけたり吹き替え版を見たりしただけなら、話自体はファンタジーなのになんでR指定なの?と思う方おられる事と思います。英語でストレートに見るとすごくよく解りますよ。英語を母国語にしている国ではとても子供に聞かせられないであろうセリフが3分に1回は出て来ます。
特に主人公のテッドは見た目と中身のギャップがすごいです…。何をどう間違ったらこんなにオッサン臭いテディベアが出来るんだろうかと。話す中身はいちいち下品極まりないし、やることなすこと限りなく低モラル。それに引っ張り込まれる彼の親友ジョン(人間です)の根性無さが実に情けない。付き合って4年目になるというジョンの彼女ロリーの忍耐力は尋常じゃないなと思いました。この女性を逃したら絶対ジョンに真っ当な未来は来ないと思うのに、本人はいつまで経っても気付かない!ジョンにとって27年一緒に過ごして来たテッドとの友情は絶対なんです。客観的に見て、と言うか、誰が見てもテッドはジョンにとって悪友なのに。
で、当然の事ですが、ロリーがキレます。“私かテッドかどちらかを選んで”、と。ここまで言われてもジョンはテッドの言葉にやすやすとつられます。私ならこんな優柔不断な男性は願い下げですね。一生くまちゃんと大麻吸ってろ、って言っちゃいますよ。…でも本当にジョンがテッドの存在を失いかけた時、彼らの友情を救うのは他ならぬロリーだったりするんです。愛の力はオソロシイ(笑)。
この作品、アメリカでは大ウケにウケて、ミッション・インポッシブルやメン・イン・ブラックの最新作の興行収益を塗り替えたらしいです。確かに面白かったですが、下ネタ苦手の私には少々痛かったですね。少なくとも字幕版を見る時は日本語字幕に集中して、英語聞かない方がいいかもしれません。