スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

“ダイハード・ラストデイ”見て来ました。先日“LOOPER”を見に行った時につい忘れていたのですが、ブルース・ウィリスさんの声の吹き替えを担当していた野沢那智さん、亡くなっているんですよね、そう言えば。“LOOPER”の時にほとんど違和感を感じなかったので、あとで気付いて、しまった!と思いました。もう1回新しい吹き替え担当さんの声を聞きたくて、今作の発表を楽しみに待っていました。
上映が始まって主役登場。やはりほとんど、と言うか、全く違和感がありません。独特のアクの強い語り口がいくらかソフトになったかな、と感じられるくらいで、野沢さんのイメージが全く損なわれていないように思いました。いわゆるものまねとかそっくりさんというのは対象の特徴をオーバー気味に表現する傾向があるようですが、むしろ本人がちょっと芸風を変えてみた、という感じでしょうか。エンドロールの1番最後に吹き替え担当さんの名前が出て来たので、暗がりの中急いでメモを取りました。ジョン・マクレーン役、中村秀利さん。
自宅に帰って調べてみたところ、中村さんは野沢さんのお弟子さんだという事でした。なるほど、そういう事ならお弟子さんが師匠の芸事をごく自然に吸収していても不思議はないわけです。さらに新たな発見。ジョンの息子ジャック・マクレーン役を担当した野沢聡さんという方は野沢那智さんの実の息子さんでした。びっくりです。こちらは全くのノーマークだったので…。
吹き替え声優さんの事ばかりに気が行ってしまいましたが、作品自体は面白かったです。しかし、あくまで私個人の好みの問題なんですが、この作品にヒーローは1人でいいんじゃないかという気がしました。これまで“ダイハード”シリーズは世界一悪運の強い男ジョン・マクレーンがひとり勝ちする物語だったはず。あえて息子とタッグを組ませなくてもよかったんじゃないかと…。何かジョン年食った?みたいな感じでいまひとつ納得がいかなかったです。ひょっとしてこれがシリーズ最後の作品になるという意味でのラストデイ、なのでしょうか?あともうひとつ、放射能中和剤なんて便利なものがあるならぜひ大量生産して日本に売って欲しいものですね。