スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

でんわ。

ちょっと前の話になりますが考え事が過ぎてのーみその容量をオーバーしてしまった事があります。始末の悪い事に、すでに時間は真夜中、0時近く。パートナーは仕事で不在、緊急用に準備してある安定剤もいつものようには効かなくて、とても心細くなりました。2錠目に手を出そうかとよくよく悩みましたが、私の処方されている薬は結構強力で、1錠飲んだら次を飲むまでに少なくとも4時間は空けるようにとかかりつけ医から釘を刺されている代物です。飲んだらいけない、とりあえずちょっと落ち着こう、とかろうじて踏みとどまりましたが、動悸は速いわ手は震えるわで完全にパニック状態になりました。
これは救急車かなあ、とも思ったのですが、残念な事にうつで救急車を呼んでも命に直接関わらなければ受け入れてくれる病院はありません。で、緊急事態だからごめんなさい、と念じつつ夜の夜中に電話をかけました。幸いな事に電話の相手はまだ起きていて、3コール目で出てくれました。5分だけでいい、頼むから話を聞いてと必死で訴えました。
遅い時間に半泣きの電話、どう考えてもとても迷惑だったと思います。そのひとは私の話を聞いて、いくつかアドバイスをくれました。あなたは悪くない、と穏やかに言葉をかけてくれました。不思議な事に、あれほどひどかったパニックの症状がゆっくり引いていきました。
本当に苦しい時、ひとを救ってくれるのは、ひととの繋がりだったり思いやりだったりします。