スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

藁の楯”見て来ました。私の大好きな藤原竜也さんが準主役で出ています。準主役…というか、主役と言っていいくらいの重要な役柄ですが、主役の大沢たかおさんがいい演技だったので、あえて準主役。
10億出すからひとを殺せと言われたらどうします?私は倫理的な問題以前に度胸がないから多分無理です。相手が連続殺人犯と解っていたらなおの事。死に物狂いで反撃されて、逆に返り討ちにあいそうで恐いです。でも、自分が殺人被害の関係者だったらどうでしょう。お金なんか関係なく犯人に同じ苦痛を与えてやりたいと思うのに違いない…と思います。
今作でその連続殺人犯を演じたのが藤原さん、彼を生かしたまま福岡から東京まで護送するSPの役目を命じられた刑事のひとりが大沢さんです。…何と言うか、のーみそに来てる役を演じさせたら藤原さんの右に出る若手は日本にはいませんね。圧巻のイカレっぷりだと思いました。しかし彼を命がけで守る大沢さん演じる刑事がまたすごい。任務だけではああまで強くはなれないでしょう。自身が抱える心の痛みがあったからこそ、最後の最後まで挫けなかったんだと思います。これは死者の望んでいる事なのか?この質問は彼の中で何回繰り返されてきた事でしょうか。信念…と言うよりは執念に近いものを見せてくれた演技だったと思います。
この作品、映画と原作小説ではエンディングが違うらしいので、ぜひ原作も読んでみたいと思います。