スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

へるぺす。

パートナーは口唇ヘルペスの患者です。疲れを我慢し続けると下唇に発疹が出て真っ赤に腫れ上がります。原因となるウィルスは神経に常駐するため完治は厄介で、患者は抗ウィルス薬を塗って症状が治まるまで待つしか打つ手がありません。
土日は外出を控えてゆっくり休んでもらおうと思っていました。心身ともに限界が来ると出てくる症状だという事は解っています。ちょうどアシクロビルが切れていたので薬局に行って来る、と言ったら車を出すよ、と言ってついてきました。まあ、近所の薬局まですぐなのでいいかな、と思っていたのです。ところが、行く店行く店どこも薬剤師不在のため販売不可。アシクロビルは第1類なんです…。車がなかったら大変な事になりました。
何店目かでようやく薬剤師さんを発見。疲れさせるといけないのに、と思っていたら日曜の朝案の定症状が悪化しました。もう今日は絶対外には出ないからね、と宣言しておいたのに朝から洗濯物を干すわふとんを干すわ、家にいたらいたでちっともゆっくり休んでいてくれません。昼飯くらいは外で食べようとか本当に解っているんだろうかこのひとは。
どうやらじっとしているつもりはなさそうなのでしぶしぶ外に昼食を食べに出ました。が、これがまずかった。料理が出て来るまでの間軽い気持ちで彼にちょっとしたディベートを振ってみました。“科学者とはどうあるべきか?”科学者はよりよい成果を求めるものだけれど、例えばその成果が兵器に応用されたらひとの幸せに貢献するものではないよね、みたいな事をさらっと言ったらこれがツボにはまったようで話が出るわ出るわ。料理が来て、食べ終わって、皿から何から引っ込められてしまうまで延々相手をさせられる羽目になりました。全然休養にならないじゃないですか。
さて、今日曜の19時ちょっとです。ようやく寝息が聞こえてきました。彼にとってはどんな休日になったのでしょう。早く薬が効きますように。