スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

64前編観てきました。昭和天皇崩御のためわずか1週間しかなかった昭和64年に起こった誘拐殺人事件を軸に、事項を間近に迎えた刑事達と事件を取り巻く様々なひと達を描いたヒューマン・ドラマです。前編は主人公の広報官三上と記者クラブの軋轢を息詰まるような空気の中繰り広げるものでした。特に東洋新聞キャップの秋川と三上のぴんと張った糸のようなやり取りはとても見応えがありました。主役級の俳優さんばかりを集めた豪華な顔触れで、よくこのキャスティングをしたなと感心させられました。
三上役の佐藤浩市さんは難しい役柄を見事に演じていました。佐藤さんは先頃亡くなったお父さんの三國連太郎さんに負けない名優に確実に育ちつつあると思います。年末までにどんな作品が出て来るかによりますが、日本アカデミー賞は獲ったかな、と思いました。
エンディングテーマの小田和正さんが歌う風は止んだという曲もなかなかよかったと思います。今から後編が楽しみです。