スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

世界から猫が消えたなら観てきました。泣ける映画という触れ込みでしたが、むしろさっぱりしたというかさわやかなものの残る映画だったと思います。主人公の“僕”は自転車での事故をきっかけに自分が末期の脳腫瘍であることを知ります。ショックのあまり診察室を大声を上げて飛び出した…と思いきや実際のところ彼は戸惑いながらもその宣告を受け入れます。とりあえず余命が気になる、これからどうしよう、と思案しているところに自分とそっくりの姿をした“悪魔”が現れます。悪魔は彼に彼の余命が残り1日であること、世界から何か1つを消したなら彼の寿命を1日延ばしてやる、と言います。最初に電話を消されてしまった時は間違い電話でつながった元彼女とのつながりが消えてしまいます。次に映画を消されてしまったら映画を語り合った親友とのつながりが消えてしまいます。ものが1つ消えるということはそれにつながる人間関係も切れてしまうものなのだと彼は知ります。悪魔は今度は猫を消そう、と言います。猫は彼と亡くなった母親との幸福な時間に関わるキーワードです。
あんまり書くとネタバレになりますね。この辺にしておきましょう。