スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

(9月頃に書いた原稿です。話題が古くてすみません。)超高速参勤交代リターンズ観てきました。湯長谷藩にまたまたピンチです。前作で失脚した老中松平信祝の復帰により、わずか4日で「参勤」せざるを得なかった弱小藩が、今度は何と2日で「交代」しなければならなくなります。現代の茨城県牛久市から福島県いわき市まで眠らず休まずとにかく走って2日間!ほんとに狂気の沙汰です。常磐線特急スーパーひたちでも3時間はかかるんじゃないでしょうか…。ちなみにこの作品、私の小さな姪っ子達が前作の大ファンで、彼女たちに断りなく今作を観に行ったらえらく叱られました。とにかく面白いんです。姪っ子達はもちろん参勤交代だの徳川将軍だの何も知りません。でもこの作品が充分に面白い作品であるということは理解しているようです。実際劇場でも観客の間に何度も笑い声が出てました。コメディとしては1級品だと思います。
ただひとつだけ残念なのは前作・今作ともに「福島」を意識しすぎた感があって、方言が奇妙だったことでしょうか。私は福島県中通りの出身です。福島県は広いので、中通り浜通り会津地方の3つの地区でそれぞれ方言が違います。いわき市浜通りですが、語尾に「〜だっぺ」「〜け」を付けるなどどちらかといえば茨城県北地区の方言によく似ています。でも今作中で使われている方言は非常になまりが強く、「東北地方」を過剰に意識しすぎているように思えました。福島県独特の言い回しは随所に見られましたが、イントネーションが全く違っていました。前作で最初に聞いた時は「どこの言葉?」と思ったくらいです。まあ、言葉の問題を除けばとても面白い作品だと思いました。