うなぎ。

千葉県成田市の成田山新勝寺に行きました。毎年年末の真夜中にNHKのゆく年くる年を見ているとものすごい数の初詣客が押し寄せてくるのが中継される有名なお寺です。お昼時に着いたので安い駐車場を探すのに苦労しました。表参道の方はどこもいっぱいだったので、お寺の裏側の駐車場にようやく車を停めることが出来ました。トンネルを通ってお寺の表側に出て、まずはごはんにしようと表参道界隈をお店を探して歩きました。しかし何ともうなぎ料理屋の多いこと！江戸時代このあたりでは成田詣での客をうなぎでもてなしたので、その名残だそうです。ふたりで食べるにはかなり高くつくので、他にないかと探しましたが、天ぷらならここで食べなくてもいいし、そばなら多分うちの近所の方がおいしいだろうし…、と散々迷って、最後は意を決してうなぎ屋さんに入りました。店の中でお品書きを見たらうなぎじゃないものもあったため、半分こして食べよう、と3000円のうな重と1000円のカツ丼を注文しました。でもいざ料理が来ると、パートナーが僕はカツ丼を食べたいからあなたうな重食べてちょうだい、と言いだして、料理を挟んでもめる羽目になりました。で、結局最後は私がうな重を食べるひとになりました。私知ってます、パートナーもうなぎは大好きです。ごはんで蒸されてふっくらした身に甘辛のたれがほどよく絡んで切ないほどおいしかったです。お寺に戻るとパートナーは華麗な総門も仁王門もろくろく見ないで大本堂の方に向かい、香炉に線香を上げて私の頭の方にありがたい煙を手で寄せて、この頭が少しでもよくなりますように、と眉間にしわを寄せて拝むので思わず笑ってしまいました。女房思いの出来すぎたひとです。