スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

GHOST IN THE SHELL観てきました。ネット民にはすこぶる評判が悪いらしいこの作品ですけれど、私は高く評価します。比較的最近では進撃の巨人なんかがありますが、マンガなどで人気の出た作品を実写化すると非常に出来が悪いというのが定説になりつつある昨今、稀に見る良作だと思います。主人公の草薙素子を日本人でなくスカーレット・ヨハンソンが演じているところがハリウッドによる「白人至上主義」の現れである、という話もあるようですが、所詮義体は作りものなのでどこの国のものでもいいわけですし、特に違和感はありませんでした。それと私は日本語吹き替え版で観たのですが、声優さんが「攻殻機動隊ARISE」以前の田中敦子さんや大塚明夫さん、山寺宏一さん達だったのも個人的にですが非常によかったです。パートナーの言葉を借りれば「大山のぶ代さんの頃のドラえもんを観ている感じ」と言いますか…。キャスティングは明らかにイメージの違うトグサと、公安9課にいないはずの素子以外の女性を除けばおおまか合格点だったと思います。特筆すべきはやはりたけしの演じた荒巻でしょう。薄笑いを浮かべながら銃をぶっ放す荒巻って新鮮でした。たけしの個性が「荒巻」というキャラクターを押し倒してましたね。素子役のスカーレット・ヨハンソンはもう少し骨太に演じてもよかったかもしれません。何と言っても「メスゴリラ」ですから。あと注文を付けるならタチコマを出して欲しかったです。