スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

おもいで。

近所の魚のおいしい居酒屋で結婚記念日のお祝いをしました。パートナーは大ジョッキでビール、私は飲めないので烏龍茶で乾杯をしました。料理はシーフードピザ、ホッケの焼いたの、シーザーサラダ、カキのグラタン。飲みのつまみなので味付けは濃いめなのですがなかなかおいしいんです、ここ。予約をしないで行ったのでテーブル席は満席、カウンターが残り2席というところにどうにか滑り込むことが出来ました。今日は昔々私達がつきあい始めた頃の話に花が咲きました。大学の研究室で遅くまでふたりでデータ整理をしていて、そういえばおなかが空いたね、という話になったのですが、大学からいちばん近いところにあったセブンイレブンにたいしたものが残っていなかったので、パートナーが自分のアパートからお酒とつまみになりそうなものを持って来ることになりました。で、その中にソーセージがあったのです。パートナーは研究室の電子レンジで温めるつもりだったらしいのですが、私は普段その電子レンジが何に使われているのかよく知っていたので(細菌を培養する培地の滅菌用です)断固拒否しました。パートナーがしょんぼりしてしまったので私一計を案じました。ソーセージをアルミホイルで何重にもくるんで、お茶を沸かすためのやかんでゆでたのです。目論見通りほかほかのソーセージが出来ました。やかんは全く汚していないし、お皿も要らないので我ながらいい考えだと思いました。揺れるサルスベリの赤い花、メタセコイアの葉の緑、桜の枝、懐かしいあの研究室は今は取り壊されて大きな学部ビルが建っています。お世話になった教授も退官なさいました。甘酸っぱい思い出とともに、彼と過ごしてきた時の流れを温かくかみしめる、いい結婚記念日になりました。