スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

ダンケルク観てきました。TVのCMで公開情報が出て、私がぜひ観てみたいと言った時、パートナーは心配そうに「戦争映画だよ?いいの?」と言いました。私は比較的血は大丈夫なのですが、手足がもげるとか内臓飛び出すとかスプラッター的要素の強い作品は大の苦手です。以前スティーブン・スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」を観に行った時気分が悪くなりました。今作のタイトル「ダンケルク」はフランスの小さな街だそうですが、第2次世界大戦中ドイツ軍がアルデンヌの森を戦車で強行突破してフランスに攻め入り、イギリス・フランス両軍の兵士40万人が追いつめられた場所だよ、と歴史の好きなうちのパートナーが教えてくれました。「プライベート・ライアン」はノルマンディー上陸作戦の時の映画なので、ちょうど対極に当たります。正直なところ「プライベート・ライアン」の名前が出て来たところである程度覚悟して行ったのですが、クリストファー・ノーラン監督率いるこの作品は予想とは全く違ったものでした。ドイツ軍の飛行機に空からがんがん攻められてひとはたくさん死ぬのですが、驚くほど血の描写がないのです。セリフも少なく、ただみんなが生き残るために必死な作品、という感じ。戦争映画というよりは時間との戦いだな、という印象を受けました。どちらかと言えばサスペンスに近いかもしれませんね。この作品はリアリティにもこだわっていて、撮影は実際にフランスのダンケルクで行われたそうです。エキストラとしてたくさんのダンケルクのひとが参加しているらしいです。さすがに飛行機はCGを使ったようですが、船のシーンは当時使われていたものでエンジンを降ろして保存されていた船を曳航して持ってきたほどだったとか。隣で観ていたパートナーがすごい古いの持ってきたなあ、と感心してました。私は学生時代歴史の成績はからっきしだったので、映画を観ながらパートナーにいちいち時代背景を聴きまくりでしたから、ひょっとしたら彼はゆっくり観られなかったかも。グロい場面がないので、子供といっしょに戦争を考えるのにいい作品だと思います。

さて、9月も中頃になってようやくうちのパートナーの夏期休暇が取れました。これから2週間ほど日記の更新をおやすみします。しばらく消えますが忘れないでくださいね。よろしくお願い致します。