スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

きょうと1-3。

京都初日は3時間半くらいに西本願寺を出てそのあと京都タワーにでも行ってみようか、という話だったのですが、西本願寺のお向かいにある龍谷大学ミュージアムの前を通った時パートナーがふと足を止めて、タワーは後回しでいいからこっちを見たい、と言うのでどれどれ、と見てみたら「地獄絵」の特別展をやっていました。5時閉館なので大丈夫かな、とは思ったのですが、パートナーが予定外の自己主張をすることはなかなかないのでOKを出しました。時間は限られていたけれど来たからには本格的に、と思って音声ガイドを借りました。音声ガイドは落語調の語り口で面白かったです。一方、展示はグロテスクなものからユーモラスなものまで様々でした。昔のひとはひとを殺すと地獄に堕ちる、ひとを殺して盗みをしたものはその下の地獄に堕ちる、ひとを殺して盗みをしてそのうえ…というようにとにかく殺人をいちばん悪いものと捉えていたようですね。あと、三途の川の渡り口には脱衣婆さんというのがいて死んだひとが来ると着ているものをすっぽんぽんに脱がせて服の重さを量るのだそうです。服が重いと波の荒いところへ突き落とし、軽いと橋を渡らせてくれるらしいです。贅沢は罪ってことなのかな。要するに昔のひとの倫理観の現れが「地獄」なんだろうなあ、と漠然とですが思いました。