スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

ユリゴコロ観てきました。このタイトルの「ユリゴコロ」という言葉がどうしてもわからなくてググったら、どうやら心の「よりどころ」というのを子供が聞き違えて憶えた言葉ということになっているようです。
この作品はサイコホラーなので特に前半見るに耐えないシーンがたくさん出て来ます。性表現もキツめ。エグいのは苦手というひとは観ない方がいいです。
うちのパートナーはリストカットのシーンで音を上げました。私は以前持病のうつをこじらせて入院する羽目になった時、リスカの常習者とお話しする機会があったので、ああいうのわからないこともないのですが、やっぱり病気なので病院行った方がいいですね。リスカに生きてる意味をつないでいるひとのまわりに殺人に快感を感じるひとしか存在しなかった、というのはすごく不幸なことだと思います。
ノートの筆者であるミサコという女性はかなりのーみそ壊れています。「ユリゴコロ」を満足させるために次々殺人を繰り返すのですが、そのうち殺す相手が自分にとって大切な存在じゃないと「ユリゴコロ」が満たされないことに気付いてしまいます。その意味でたぶんこのひと殺されるんだろうなー、と思った人物がふたり生き残りました。ひと殺しだけど心ないひとじゃないんだな、と思いました。
後半話は一気に予想外の方向に動きます。ひとことで言うと「愛」ですね。個人的にこの話そういう方に行かないと思っていたのでびっくりしました。パートナーが言うには「女ひとりが多数のヤクザ相手にこれはないよ」だそうです。うーん、確かに…。原作読んでないのでもともとどういう設定だったのか気になるところです。
「気持ち悪い系」の作品なのでちょっとひとにおすすめするのはなんだかなー、という感じですが、興味ある方は覚悟を決めて観てください。
(この映画は9月の末から10月にかけて公開されたもので、多分そろそろレンタルショップに出るんじゃないかな、と思います。興味ある方は参考までに。なお、年内の私の日記は今日が最終日の予定です。みなさんよいお年を。)