スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

スター・ウォーズ最後のジェダイ観てきました。映画ファンというものはみんなスター・ウォーズという作品には一家言あるもの、と思われがちですが、実は私スター・ウォーズを劇場でじっくり観たのは多分これが2度目です。関心がないわけではないのですけれど、あれは全部でひとつの作品なので最初の話から順番通りに観ていかないとちゃんと理解出来ないのではないか、と漠然とですが思っています。残念ながらそうするにはいろいろと余裕がありません。
今作を観ようと思ったのはシリーズの要となる人物レイア姫を演じてきたキャリー・フィッシャーさんの遺作になったことを知ったからです。ネタバレになっちゃいますがハン・ソロもルークもその役割を終えました。初期3部作の主要キャラクターはいなくなったことになります。時代は流れゆくものだな、としみじみ思いました。
スター・ウォーズは光と影の物語であると同時に家族の物語でもあります。新たなる悪の象徴カイロ・レンはハン・ソロとレイアの息子、ルークの甥っ子だったりします。つまりダース・ベイダーの孫ですね。祖父の歩んだ道を孫が追っているということです。まだ若くて迷いも見えるカイロ・レンですが、ダークサイドに墜ちたのは偶然じゃないかもしれません。
ニューヒロインのレイはまだ自分の中のフォースに戸惑っているひよっこの戦士ですが、ルーク亡き後の世界に希望の灯をもたらす将来有望な存在になりそうな予感がしました。こちらはスカイウォーカー家と血のつながりはなさそうで、家族同士の立場の違いが文字通り世界を揺るがしていた時代からの脱却の象徴になるのでは、と思います。ひとつ前の作品観てないのでレイがどういう経緯でレジスタンスに加わったのか、とかわからないからあんまり語れないんですけどね。
今作を観る動機になったキャリー・フィッシャーさんは最後まで美しかったです。R2-D2がルークに若い頃のレイアの映像を見せるシーンがあるのですが、感慨深いものがありました。日本人で言ったら吉永小百合さんみたいな感じかな、と思います。年取ってますます美しいと言いますか。こういう女優さんはそんなにいないので、惜しいな、と思います。