スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

えいが。

劇場版新参者2祈りの幕が下りる時観てきました。東野圭吾さんの書いた原作小説からTVドラマ版の「新参者」が作られたのが8年前。これが好評だったらしくTVシリーズが終わったあとに2本のドラマと2本の映画が世に出ました。私はTVドラマをあまり見ないので、正直なところこの作品群に出会ったのは劇場版新参者の第1作「麒麟の翼」が最初でした。んー、でもふたつの劇場版を観て、すとんと胸に落ちたのは「麒麟の翼」の方だった気がします。今作はシリーズの最後の作品ということで、軸になる事件の他にいくつも謎解きがあったので、ちょっと詰め込みすぎかも、と私個人としては感じられました。最初のTVシリーズから観ていたらもっと違った感触になっていたかもしれませんけどね。
私は残念ながらまともな「親」に恵まれませんでしたし、私自身が親になる機会にも恵まれなかったので、「親子の情」って感じたことがありません。だから今作で描かれる2組の親子の「鉄の絆」とも言うべきつながりをストレートに受け取ることが出来ません。こんなの嘘だ、作り事だと思いながら映画を観ています。
でもうちのパートナーが夫の他に兄貴役と両親役もこなしてくれるので、ここ最近そういうものを頭から否定するのではなくて、かなり温かい目で見られるようになりました。パ−トナーから見ると、私はジブリの「火垂るの墓」に出てくる4歳のせっちゃんのわがままバージョンなのだそうです。時々真顔であなたの育て方を間違えたかもしれない、と言われます。冗談はさておいて、私は本当にこのひとに育て直されているのかもしれないな、と思うことがあります。ひと並みな幸せってものをいちから叩き込まれているような気がします。
ちょっと映画の話からずれちゃいましたかね。