スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

にいがた4-3。

寺泊水族博物館行きました。ここの水族館は小さいですが、展示の内容はどちらかと言えば子供向きではありません。
例えば、「死滅回遊」という言葉があります。本来なら温かい海にいるはずの魚が、暖流に乗って日本の近海まで来てしまうことがあって、そういう魚たちは冬が来ると子孫を残すことなくみんな死んでしまいます。この現象を死滅回遊というのですが、私はこの言葉をここの水族館以外で見たことがありません。某ディズニーアニメのように友情だの冒険だのを海に期待したいひとはよその水族館に行った方がいいです。
自然は残酷ですが、人間はもっと残酷です。ここにはカメがやたらといます。アニメの影響で子ガメを飼い始めた子供が、成長して手がつけられなくなったカメを捨てるのだそうです。他にも、密輸されてきて行き場がなくなったカメを託されたケースもあるようでした。
命は「もの」ではありません。非難めいた言葉はどこにも書いてありませんが、生き物と向き合うことはこういうことだとまっすぐに教えてくれるところです。