スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

にいがた5-1。

新潟5日目新潟県立歴史博物館に行きました。常設展の他に特別展として伊万里焼の歴史を展示していたのですが、私はツアーで来た団体客の後ろにくっついて解説を聞いて歩き、パートナーは自力で展示物を見て歩きました。で、私の方はいまいちわからなかったのですけれど、パ−トナーはよく理解出来たようで、こんな感じだったよ、と話してくれました。以下、パートナーの言葉です。
「中国では1600年前に磁器を焼く技術が出来て、白磁青磁、色絵と技術が進んできたんだって。日本では400年前にようやく磁器を作る技術が確立したんだけど、このタイミングは中国の歴史の動きと関係があるんだ。何だかわかる?そうだね、明が滅んで清の時代になった。この時中国から逃げてきたひとの中に磁器を作る職人がいたんだ。
白磁青磁の違いはうわぐすりにコバルトが含まれているかどうかで決まる。青はコバルトの色なんだって。色絵は白磁と同様にまず焼いてから、その上に絵を描いてまた焼くんだけど、染料に鉄が入っていると赤い色が出ることがわかった。鉄だけでなく様々な金属が試されて、いろんな色が出せるようになってきた。
色絵の技術を確立したのが柿右衛門JR九州ななつぼしって聞いたことあるでしょ?故人だけどね、12代目柿右衛門が洗面台を焼いたらしいよ。磁器は高価なのでもともと上流層の持ち物だった。それが時間をかけて庶民に浸透していったんだって。」だそうです。