スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

ながさき2-3。

次に行ったのは長崎市永井隆記念館というところです。永井さんというひとは放射線科の医師で、戦争中に結核の診断をするために必要なフィルムが不足したため、被爆を覚悟でX線像を直接見続けた結果、白血病で命を落とした方だそうです。病床で書いた本がかなり売れたのだそうですが、本の印税は全部慈善事業に使われたそうです。

 

私は学生時代放射線生理学が専門だったので、彼のしたことの意味がわかります。多くの患者を結核から守るために自分を犠牲にしたのです。彼は熱心なクリスチャンだったそうなので、キリスト教の精神なんだろうなあ、と思います。

 

ここから歩いて行けそうだったので浦上天主堂にも寄りました。レンガ造りの綺麗な建物で、暗い堂の中にステンドグラス越しの優しい光が射し込むなんとも美しいところでした。ここは宗教施設なのでそっと見せていただくだけで充分。お邪魔しました。