スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

とくしまかがわ1-2。

徳島阿波おどり空港に無事到着です。なんですかねえ、最近変わった名前の空港あちこちで見るけれど、私空港に変な愛称付けるのいまひとつ好きになれません。茨城空港に納豆空港とか水戸黄門空港とか名前が付かないことを本気で願っています。ああイモ臭い。

 

今日はレンタカー借りて大塚国際美術館行きました。大塚って地名なのかな、と思っていたのですが「大塚製薬」の大塚なのだそうです。ポカリスウェットの会社。徳島に何かゆかりがあるらしいですね。

 

ここの絵画は陶器の板に精巧に焼き付けられた偽物です。だから触ったり自由に写真を撮ったり出来ます。偽物と言っても地下3階地上2階の広い美術館の中を埋め尽くす圧倒的な量には驚かされます。ここ、1作品1作品じっくり観ていったら絶対に1日では全部観ることが出来ません。私たち開館から閉館ぎりぎりまでいたのですが、最後の方は諦めました。次に来る時は2日か3日で日程取ろう、と思いました。

 

私事ですが、私はジャン=フランソワ・ミレーの「晩鐘」という絵が大好きです。東京でオルセー美術館展があった時、パートナーが連れて行ってくれました。本物の「晩鐘」は損傷が激しく、もうフランス国内から出されることはないかもしれない、と聞きました。ずいぶん長い間、私は「晩鐘」の前で立ち尽くしていました。胸を打つ感動というのはああいうことなんだと思いました。

 

陶器の「晩鐘」は、そっくりなんですけどなんというか、深みがないんです。うまく言えないけれどコレジャナイ感がありました。歩いている途中ですれ違った年配の方が、ここに来れば世界の絵画が観られるのだから、わざわざ美術館巡りする意味がない、というような話をしていましたが、「本物」を知ってこそこういうところは意味があるんですよねえ。