ひまつり。

福島県の須賀川市にお祭りを観に行きました。松明あかし、という火祭りです。市内の五老山という小高い丘に、長さ10mくらいもある巨大なたいまつをたくさん立てて燃やします。たいまつの中にはスポンサーが付いているものがあって、地元の中学校や高校が付いているたいまつは応援団が出てとてもにぎやかに燃やされます。速く綺麗に燃えるほど縁起がいいんですって。全てのたいまつに火が点くとそれはそれは壮麗な眺めで、山が燃えているかのような錯覚すら覚えます。

うちのパートナーはこのお祭りが大好きで、何ヶ月も前からカレンダーに丸をつけて楽しみに待っています。彼の育ったまちでは大きな祭りはなかったのだそうで、歴史好きの血が騒ぐらしいです（笑）。

というのは、このお祭り、ルーツは戦国時代にさかのぼり、伊達政宗が血のつながった実のおばさんの城（須賀川は城下町だったのだそうです）を攻め落とした時敵味方に多数の死者が出て、その魂を鎮めるために始まったのだとか。なかなか深いでしょ。

今年もよく燃えたなー、と思ってLINEのタイムラインに写真をupしたら、うちのパートナーがせっかくふたりの時間を楽しみに来たのにあなたときたらiPhoneの画面ばかり見てる、と怒り出してしまってなだめるのに大変でした。うちのパートナー、ああ見えてとってもロマンチストなのです。