ながさき5-2。

大浦天主堂を出てグラバー園へ移動しようとしたらいきなり土砂降りのものすごい雨が降ってきました。朝の天気予報では今日の長崎市は80％の確率で雨、と言っていましたが、まさかこれほどとは。坂道はあっという間に川のようになり、私の靴は水をかぶって中まで濡れてしまいました。今履いているNewBalance998はそろそろ寿命かもしれません。とにかくここまで来たからには絶対に予定は変えないぞ、と半ば意地になってグラバー園に入りました。

話をちょっと端折ります。グラバー園を散策していたら雨がいくらか小やみになったので、これ以上ひどくなる前にホテルに戻ろう、ということになりました。グラバー園から坂道を下っていくとお土産屋さんがいっぱいあるのですが、寄りたい気持ちを我慢して、ひたすら急いで路面電車に乗ってホテルに向かいました。

部屋に戻るとパートナーが早く靴を脱ぎなさい、と言うので言われたとおりにすると、彼がドライヤーを持ってきて私の靴を乾かし始めました。大変！私長崎に来てからずっと同じ靴を履いてるんです！ドライヤーの熱風を当てたりしたら絶対に臭いです！！

自分でやるよ、と主張はしたのですがパートナーは遠慮していると思ったらしく、いいから座っていなさい、とにっこり…。部屋中に湿った靴の臭いが広がり、すごいことになりました。それでもうちのパートナーは文句ひとつ言わず、根気強く水気を飛ばしてくれました。

彼は普段、好きとか愛してるとか絶対に言わないひとですが、時々思いの深さに気付いてびっくりさせられます。